にんにくの由来

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にんにくの由来

現在、私たちはあの白くてスタミナが付き、独特の臭いをもつ植物を「にんにく」と呼んでいますが、元々は「にんにく」という名前では呼ばれていませんでした。

にんにくの学名はAlliumsativum.属名Alliumといい、これはケルト語で「燃えるような」・「ヒリヒリとした刺激がする」という意味を持っています。確かに、にんにくを食べると体の中から「カーッ」とした感じがして、スタミナがついた気分になりますよね。

そして、にんにくを英語で表記するとgerleakですが、これにもちゃんとした由来があって、Gerleakという単語はgerとleakの2つに分けられ、gerとは「槍」、leakは「辛味」という言葉だそうです。
「辛味」はにんにくを食べたことがある人なら納得するでしょうが、なぜ「槍」という単語が関わってくるのかというと、にんにくの葉の形が長く平たくて槍に似ていたためだとか。ちなみに、この2つの単語はアングロサクソン語からきています。

ここからは日本でにんにくが、なぜ「にんにく」と呼ばれるようになったのかをお話ししましょう。
太古の日本では、にんにくのことを大蒜(おおひる)、朝鮮ではピル、漢方用語では大蒜・葫(たいさん)と記述されていました。
蒜は「ねぎ」・「のびる」などを指し、先ほど記述したアリウム属の植物だそうです。

にんにくの語源には諸説ありますが、有力な説は2つあるそうで、1つは匂悪・匂憎(ニホヒニクム)や香匂憎(カニホヒニク)といった言葉がつづまってできたものとされています。どの言葉もあのにんにくの強烈な匂いが由来です。
もう1つは忍辱(ニンニク)という単語からきていて、これは仏教用語で「困難に耐えること」、「寛容であること」を意味します。僧侶にとってにんにくは、「スタミナが付くもの=煩悩を増やすもの」として食べることが禁じられていましたが、厳しい修行に耐え抜くために隠れてにんにくを食していたようです。その隠語として「にんにく」という名前がついたのではないかとされています。
前者よりもこちらのほうが有力説ではないかと言われているそうです。